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株式会社横浜ネプロス

ネプロス#507N 建浴状態

 

ネプロス#507N建浴液を加温した時の色の変化をご紹介します。

 

#507N建浴液
  

【建浴条件】

  • 建浴比(推奨建浴比)

ネプロス#507N : 基本液 : 水 = 0.75 : 1.75 : 7.5

  • 建浴液量:200ml

  • 昇温スピード:約10(℃/1分)以下

***ご注意下さい!***

液体の温度と反応(色の変化)の挙動・振る舞いは、建浴する条件(例えば建浴液量、容器材質、外気温、昇温速度など)によって変わります。

従いまして、本データの温度と反応の関係はあくまでも目安としてご参照下さい。

 

 

 

#507N建浴液 加温時の変色

調合からの色の変化を動画で確認できます

@調合直後から処理終了まで(約10分)

A80℃付近から変色

Bワーク投入

C倍速版(約2分)

 

 

【色の変化】

※調合比率、気温、設備の大きさなど、建浴条件の影響によって、変色のタイミングは変わります。あくまでも目安として参照してください。

507_70.jpg (33827 バイト) 80℃

建浴液は薄い乳白色

507_83.jpg (34278 バイト) 82〜83℃

やや濁りが濃くなる

507_90.jpg (39380 バイト) 85℃

やや黄色味を帯びる

507_95.jpg (41938 バイト) 87〜88℃

やや透明感が増す

507_98.jpg (40518 バイト) 90℃

ビールのような細かい泡

507_98_2.jpg (42402 バイト) 94℃前後

やや発泡がおさまってくる

↑化学研磨スタートに適した状態

【建浴時の注意】

  • 建浴液が、上記のような変化をしたことを確認すること

  • 建浴温度は、94℃±2℃以内であることが望ましい

  • 建浴中は、建浴液を攪拌するように、ワークを揺動すること

  • ワークを投入すると激しく発泡(突沸)する場合があるので、ゆっくり投入すること 

 

【参考】突沸について

化学研磨初期や、前のワークを処理してから少し時間が経っているときは、液体内の溶存気体が、衝撃などのなんらかのきっかけによって、瞬間的に発泡することがあります。

この現象を突沸と言います。

特に、ビーカーテストのような小スケールでは、液体の対流が滞りやすく、突沸しやすい状態になっていますので、注意が必要です。

 507_98_3.jpg (37940 バイト) 

突沸現象の動画

突沸は、

  • ワーク投入前に液体を攪拌する

  • 静かにゆっくりワークを投入する

  • キャピラリーや沸石などを投入しておく

などの対策で、防ぐことができます。

   

【参考】仕上がり外観

SUS316L材
ネプロス#507N処理 3分
   

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